今年も残りあと僅か、平成最後の年末を迎えようとしています。
毎年思うことですが、あっという間の一年でした。
今年もたくさんの方に来院していただき、また、スタッフも非常に頑張ってくれて、周りに支えられた一年でした。
歯科治療の技術や使用する材料は日進月歩で、常に新しい情報に耳を傾けておかないと、最良と思って使用していた材料や行っていた治療方法が、最良で無くなることがあります。
歯科治療を続けていくうえで、定期的にセミナーに参加したり、歯科雑誌に目を通したりすることは最低限必要ですが、何より大事なのは、自分が行った治療を振り返り、正しい治療をしたのか、その治療結果が永く持続しているかということを客観的に評価することだと考えています。
そのために、一番効率が良いのは自分の治療を資料としてまとめてみて、他の歯科医師と討論することです。(使用する患者様には了承を頂いております)
そしてそれは、歯科医師だけではなく歯科衛生士にも通じることで、日々の研鑽の積み重ねで良い治療ができると考えております。
先日、当院の衛生士は他院と合同の症例発表会を行いました。5年ほど前から続けている勉強会で、年に一度は衛生士の発表を行っています。
今年は初めての試みで、採点方式にして順位付けをしてみましたが、ありがたいことに、当院の衛生士二人が2位、3位と賞をいただくことができました。
発表に向けて毎日夜遅くまで、また、休日返上で頑張っていましたので、努力が報われて良かったと思います。
そして何より、自分が行った治療を振りかえって、そこから得るものがたくさんあったのではないでしょうか。
病院一丸となって、来年も一層精進していきたいと思います。
皆さま良いお年をお迎えください。