昨年の10月に開業してから10カ月になろうとしています。
おかげさまで多くの方に来院していただき毎日忙しく過ごしています。
開業以来ほぼ全ての患者様にさせていただいていることがあります。
それは、お口の中のカラー写真を撮ることです。
中には、「そんな事本当に必要な事なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当医院では「口の中の状態を写真撮影して記録する」ことは治療を始めるうえで非常に重要なことであると考えています。
まず、その写真をパソコンの画面いっぱいに映してよく見てみると、診療台では気づかなかった虫歯や歯ぐきの状態を発見することがあります。カラー写真とレントゲン写真、そして時にはお口の模型をよく観察することで正確な診断ができます。
また、治療後も合わせて写真撮影して治療前後を比べることで、治療による変化を的確に把握することができます。どこがどういう風に腫れていたとか、どんな噛み合わせだったとかというのは、写真に ’記録’ をとっておかないと人の記憶というのは曖昧なものなので忘れてしまいます。
また、なにより患者様自身に、ご自分の口の中を見ていただくことで、これから行う治療内容についてよく理解していただくことができます。歯科治療は期間が長くなることが多々あるので、私達だけでなく患者様にもご協力頂かないと治療が難しいケースがあります。そんな時、治療前後の写真を比較して見て頂くことで、患者様のモチベーションの向上、維持につながると考えています。
ちなみに当医院では写真を撮った次のご予約で必ず写真を見ていただいて「カウンセリング」を行っています。そこで、虫歯や歯周病の状態、治療期間などを説明し、患者様によっては詰め物の種類や金額についても詳しく説明しております。(トップページの「5つのこだわり」を参照にしてください)
このように口の中の写真をとるメリットは挙げればきりがありません。デメリットを挙げるとすれば、写真を撮られる作業が「すこしだけしんどい」ということでしょうか。私達もできるだけ患者様に負担をかけないように、なるべく手早く撮るように心掛けてはいます。また診療後に遅くまで残ってスタッフ同士で練習をすることもあります。全ては「よい治療」をするためですが、そのために頑張っているスタッフにも頭が下がります。
これからもより良い治療をするために写真は撮り続けようと思っています。
そのためにスタッフ一同、日々練習をして皆様をお待ちしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。